05.07.13
『LAYER OF FLAVOR』レコメンド・コメント、ライナーノーツ
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"独自の視点のレイヤー、6PLAYER" |
- from ALI-KICK(ROMAN CREW)
- ありそうでなかった、こんな音。ある意味で期待通り。いい意味での裏切りはHIPHOPへの愛を感じさせるMC、KN-SUNの言葉から生まれているのか。音の面では、それぞれのインストゥルメント(特にKeyboard)が前作よりも俄然いい音を奏でている。イージー・リスニングであり、引き込まれる。えらそうにすみませんでした。必聴。
- from SAL THE SOUL
- まじで素晴らしい!上辺だけのお洒落JAZZYと訳が違うわ。DEEPさとキャッチーさの共存。この疾走感。あっと言う間に聴き終えてしまった。もっと長い時間このGROOVEに浸っていたかった。これはまじで名盤やろ!滅多に出ないブツやで〜
まず一回聴いてみな、俺の言うてる事分かるから! - from 椎名純平
- 良い音楽は時代や国境を越えて確実に受け継がれる。良いバンドだね。僕等も頑張らんと。
- from SHINGO☆西成 (Sanatorium)
- 免疫のないこの音…どこか懐かしい、かっこええやん、これ!生きた音のすきまをKN-SUNのLyricがうめていく!俺は音譜読めんが、こいつらの熱いもんは読める… 晴れなら晴れなりの雨なら雨なりのオリジナルImproveスタイルを持つ!もちろん俺なら西成なりの…
- from DJ JIN (Rhymester, Breakthrough)
- ヒップホップをニュー・フォームに向けて推進させる彼らに同意! 音がそこにある、という日常をナチュラルに感じさせるサウンドにもリスペクトを送ります!
- from no-boo (tick)
- ドープにジャジーにループするトラック?日本語が恋しいな。ここにはよそ行きの言葉や浮き世の話も見当たらない。MC KN-SUNから発せられるメッセージは、決して下向きではなくひたむきにリアルに生きる姿。そもそも「リアル」って何なんだ?六つから一つへとまとまった音塊へ22分と42秒の間、それを問う。気づくとCDまた頭から繰り返してる。しまった、ヤツらの術にハメられた!
- from DJ PINCH (HEAVY FUNK SYSTEM)
- 肩を貸せるバッドフェローズのいる街で育ち、時の自覚から辿り着いた。イケてるビートとマグニフィセンツなMCに掘り師もロックされる。このフレイバこそ、奴等が集って揺らすソウル。
- from FUNKYMIC (韻シスト)
- 楽器を持ったB-BOY(B-GIRLも含む)が集まったImproveはもちHIPでHOP。生(フレッシュ)なトラックにパンチライン続出なRAP。この方程式に当てはまるImproveこそ、まさに新たなる単なるHIPHOP!(これぞ王道&傑作)
- from マイケルパンチ(BAGDAD CAFE THE trench town)
- Hi qualityにcontrolされたオリジナル サウンド。リリカルに斬りかかる生命力ある言葉の数々。そして何より生が息づく極上のグルーブ。ありがとう、良質の音楽を!!Improveからのメッセージは必ずHip hopのリスナーのみならず全ての人の心に響くでしょう。リリース本当におめでとうございます。心からリスペクト。
- from 三宅洋平 (犬式 a.k.a.Dogggystyle)
- 生バンドの、MCがいるスタイルの、そういうバンドでここまで街の音をちゃんとこめられたのは、LoopJunktionっていう俺の兄弟たち以来じゃないかな。兄弟たちは今わけあって活動停止してっから、ここらへんのシーンをしっかりこさえといてくれよ、Improve!
- from MILI (瘋癲)
- 頭で聞くな、身体と心で感じてくれ
心地良いグルーヴと純粋な言葉に。
- ライナーノーツ(一ノ木裕之)
- 「音楽がなんのためにあるのか」などという問いは、それに対する答えがいくらでも用意できることからすれば、とても陳腐で愚かな問いなんだろうと思う。ただ、その問いに対する答えの一つとして「人と人がつながるため」と言うことはできるだろうし、それを一つ一つの音楽に確認すること自体は無駄ではない。Improveの音楽にもまたそうした側面、すなわち、彼らが人とつながっていくためにあるという一面を持っている。
しかし、それはなにもImproveが、根拠のない自信や夢物語、理想を歌うポップ・スターであるということではない。誤解を恐れずに言えば、彼らの表現する音楽の世界はぐっと小さく、個へと向かっている。人と人がつながろうとすることは、認める認めないに関わらず存在する自分自身と向き合うことである。彼らは歌詞を書くということ、そして音楽をプレイすること、音楽を作ることによって自分自身と向き合い、自分という人間を露わにせんとする。
グループのMCであるKN-SUNは、ラップや音と隣合わせにある日々の一コマ一コマを切り取り、彼を取り巻く5人から成るバンドとかつてグループのオリジナル・メンバーとして行動を共にしていたヒューマン・ビートボクサーの啓は持って回ったところへと向かうことなく、ありのままの演奏、表現で楽曲を生み出していく。彼らのセカンド・ミニ・アルバム「LAYER OF FLAVOR」はそうした音楽の集積であり、時に自らの道行きに迷ったりしながらも彼らが改めて彼ら自身を見つけ、引いては人との接点を見つけていく作業でもあるのだ。そこに見る揺らぎは、ひとえに「近付きたくても近付けなくて/溶けこみたくても溶けこめな」(“夜は走る”)い自分自身との葛藤だ。彼らの葛藤はリスナーをひととき甘い気持ちにさせるようなものではないかもしれない。しかし、その揺らぎこそが、Improveの音楽を一個の音楽としてリリカルに響かせる。あるいはとるに足らぬように見えるかもしれないものさえも音や言葉でリリカルに響かせることがImproveが音楽に刻む印であり、その音楽の光なのだ。それは彼らの日常を様々な視点で照らすばかりか、視界もままならない「夜」を走る彼らの道をも照らす。
すでに用意された人の輪に入らずとも、自分たちで人の輪を作ればよい。Improveの「LAYER OF FLAVOR」はその輪を作らんとする彼らの意志だ。彼らの呼びかけに、たくさんのリスナーが手を上げて応える日もそう遠くないかもしれない。


